ソウルフードでわかる大阪の文化

大阪のソウルフードとして有名なものにたこ焼き、お好み焼、串カツなどがある。これらは、大阪の一般家庭で昔から親しまれ食べ慣れてきた食事だ。

大阪で生まれた食べ物であるたこ焼き。大阪の家庭には必ずたこ焼き器があると言われるほど、大阪では当たり前の食べ物だ。家庭により焼き方や具材は様々で大阪の家庭の味と言えるだろう。大阪にはたこ焼き店が多数存在しており、お店によって特徴がある。子供がおやつに購入できるような価格で駄菓子店等でも販売されており、老若男女問わず愛されてる。

お好み焼で有名な地域と言えば大阪の他に広島がある。大阪のお好み焼は具材と生地を全て混ぜて焼くが、広島のお好み焼は生地を焼いてから具材を重ねて焼いていくところが大きな違いだ。大阪の一般家庭では、お好み焼をおかずとして出すことも多く、他府県出身の人はお好み焼と白ご飯が一緒に出てきて驚くことがある。

労働者が素早く栄養のあるものを食べられるように考案されたのが、大阪の串カツのはじまりとされている。素早く栄養が摂れるという点で、大阪には立ち食いの串カツ店も多くある。ソースを自分でつけるスタイルが多く、衛生上の問題から二度付けが禁止されている店舗がほとんどだ。

このように、大阪の家庭で長年愛されてきたソウルフードは、大阪の名産として観光の目玉にもなっている。どのように大阪で発展してきたかを知ることで大阪の文化に触れることが可能だ。ソウルフードを知ることは大阪を語る上で欠かせない知識だろう。